Interview

「品質至上」に徹し、その街の未来をつくる

代表取締役社長 周藤 晴樹

Top Massage

Q1 /

三協開発で働く魅力を教えてください

北摂エリアを中心とした大阪府下で「地域に密着した仕事が出来る」点です。創設以来、地域に密着した強固なネットワークを構築すること心がけてきました。おかげさまで今ではそのネットワークが大きな武器となり、様々な企業から「三協開発と”一緒に”仕事がしたい」と声をかけていただく機会が増えてきました。多くの関係者と連携しながら地域密着ならではの、土地に根付いた大きなスケールのモノづくりができる。この面白さにいつまでも向き合えることは魅力のひとつです。

土木業は、飽きません。常にゼロからのモノづくりですから、毎回全く違う成果物に出会うことができます。逆に言うと正解がない分、自分たちの行動を正解にしていかなくてはいけないのです。正解を探る難しさが仕事の面白さに繋がっていきます。

Q2 /

自身の譲れない信念を教えてください

まず第一に、「品質にこだわること」が何よりも優先すべき事項と考えています。品質を積み重ねることで信頼が生まれ、事業の発展に繋がっていきます。

そして第二に「中長期視点で逆算し、先手を打つこと」です。会社経営や現場工事など何に取り組む上でも、中長期的ゴールから逆算して今やるべきことを考えます。例えば、私どもが地域密着のネットワークを大切にしているのも「地域から愛される・信頼される、地域と協力しあって取り組むことができる」そのような会社にならないとブランド力や実績のない中小企業が生き残ることは難しいと考えたからです。創業して間もない頃、国の政策により特定地域で相場より高単価な案件が多く発生したときがありました。多くの企業が案件獲得に向けて乗り出していましたが、短期的な利益ではなく中長期的な関係構築につながる取り組みこそが重要という考えに至りました。そこで地域の自治体やゼネコンの案件を中心に取り組み、信頼を獲得することに注力した結果、当時の仕事実績やつながりが起点となり、それ以降安定的に仕事を依頼いただくようになり、今でも良好な関係を築いています。特に経営は社会環境・設備・仲間など、たくさんの要素が密に関わりあっていて、これらをうまく連動させて進めないといけません。そして、その成功には必ず下準備・学習・資金が必要です。どの段階で、何にどんな投資をし、アクションするか、これを短期ではなく、中長期視点で逆算して考えることが重要だと考えています。

そして最後に、「絶対的現場主義」を掲げています。私は、現場に出ることが好きです。人々の暮らしを支えるインフラ整備に携わる土木業は、国を支える基盤です。土木業は一見、昔ながらのルールで成り立っているように思われることも少なくありませんが、実際のところ日々トレンドが変化し、常にアップデートしていかなければ勝ち残れません。その日々の差異に気づくべく、今でも自分の足で毎日現場を回っています。現場には改善のヒントが散らばっています。日々ヒントをかき集めながら、これからも小さな改善を繰り返して人々の暮らしを支えていきたいです。

Q3 /

最高品質の維持にこだわるようになったきっかけは何ですか?

「阪神・淡路大震災」と聞くと、波打つように倒壊した阪神高速神戸線の道路を思い浮かべる方も少なくないと思います。この頃から特に、社会全体が土木業界の品質に注目するようになり、業界全体で品質の底上げが課題となりました。自然災害で明るみとなった業界の課題に真っ向から取り組むため、私自身も覚悟を決めた瞬間でした。そして決意表明として、品質向上のための材料の見直しに加え、手法や機材への投資など、あらゆる方法を変えました。その結果、今では品質の高さが武器へと変わり、府や市から表彰されることが増えてきました。小さい企業ながら土木業界の品質の底上げに貢献できている自負があります。

自治体による公共事業は、自治体が基準に則って100点満点で工事評価をします。80点以上だと高評価と言われる中、弊社が主導した工事は概ね80点以上の評価をいただいています。もしご興味があれば、是非大阪府の工事成績評定結果で三協開発を調べてみてください。弊社は、平成30年に北摂エリアに甚大な被害を出した台風21号により土砂で高槻市の道路が封鎖された際、高槻市から直接依頼をいただき短期間での開通を実現させました。その取組みが評価され、高槻市から感謝状をいただきました。このように品質の高さを自治体に認められることで信頼と実績に繋がり、地域の人々の暮らしに役立つ実感が高まります。

Q4 /

三協開発の強みを教えてください

弊社の強みとして一番アピールしたいのは、ズバリ地域密着だからこそ出張がなく、ライフステージに合わせた働き方が可能なことです。昔から信頼関係を築き上げてきた地域企業とタッグを組んで、企業横断形式でチームを形成し、元請け・下請けを柔軟に調整しながら公共事業などの案件を受注しています。安定的に仕事を確保することができ、採算が取りにくい案件に手を出す必要もないため、従業員にも無理のない形で働ける環境を構築できていると感じています。

また、工事進捗に直接関わる「設備」へ惜しみなく投資しています。建設機械も自社保有しており、工事の効率化や環境への影響を抑えた最新のトレンド設備について常に情報収集をしながら最新設備を取り入れているので、思う存分最新設備を駆使して生産性を上げながら楽しんで仕事に取り組んで欲しいです

長らく社長業をしている中で「社員への還元」は常にしていたいと考えています。自分自身の人生を振り返ると、若いころは休日もなく働き詰めで充実した時間を過ごせなかった後悔があるんですよね。だからこそ社員のみなさんには、仕事もプライベートもメリハリをつけながら楽しんでいただきたいなと考えています。実際、弊社では生産性の高い働き方を目指しているので、集中して成果を出して残業はできる限りしない社風です。お子さんの運動会にも行って欲しいですし、大切な人のために休日を使っていただきたいです(笑)。

Q5 /

今の課題と将来の展望を教えてください

社会全体の人口減少、特に若者減少から今後事業で勝ち残っていくためには、デジタル・ICT技術の活用しかないと考えています。パソコンがない時代からコツコツと事業を拡大してきた弊社ですが、これまでは最新の建設機械へ投資し、高性能の機械活用により作業効率を上げてきましたが、今後は抜本的な効率・省人化などに取り組む必要があります。今まさに建設業界全体にもデジタル化の波が大きく押し寄せていますが、三協開発がデジタル領域での最新の技術活用ができているかと言われれば、まだまだです。これからさらに企業として大きく成長するためにも「デジタル化」を強く押し進めていきます

将来的には、各地域に根ざした独立子会社を複数立ち上げ「三協ホールディングス」としてネットワークをさらに拡大したいと考えています。組織全体のシナジーを高めながら、各会社に権限移譲を行うことで機動力を高め、幅広い領域で事業を展開していきます。そのために、優秀なメンバーにどんどん参画して活躍いただき、任せていきたいのです。幹部社員には、子会社社長として経営にも参画するようなキャリアパスも選択肢のひとつに入れてもらいたいと考えています。

Q6 /

最後に、どのような人と働きたいですか?

新しい視点で提案をしながら挑戦し続ける、向上心の高い方とぜひ働きたいです。私自身も常にアンテナを張り巡らせ、チャレンジを忘れない仕事をし続けたいと考えているため、ぜひ共に考え抜き、打開策を一緒にセッションできるような職場にしていきたいのです。会社がこれから立ち向かうデジタル化の推進に向けて、個々人の持ってる知見を積極的に活用していきたいです。会社の成長や事業拡大のためにはチームワークこそがカギを握ります。たとえば、社長と社員の違いもあくまで「役割」の違いに過ぎず、1つのチームです。お互いが主張し、高め合っていけるような関係性を築いていきます。

|

私達の会社ではさらなる発展のために仲間を募集しています。